2014年7月24日

TeamRINGOROAD 岡野 樹: 全日本MTB選手権 レースレポート

(Written by TeamRINGOROAD 岡野 樹)

全日本選手権。年に一度開催され日本チャンピオンを決めるレース。
ぼくは昨年、ジュニアに出場し4位だった。

昨年はなにも考えずただ出場することができるというだけで特別な気持ちを持たず参加していたと感じる。
が、今回はしっかりとした意志を持ちチャンピオンになりたいと思い臨んだ。
昨年とは大きく意味の違うレースだった。

コースは昨年と少し変わり長い登りが少なくなった。ダッシュですぐに上り切れるほどの坂でありそれも硬い路面だったので難しさなどはなかったが、前日に降った雨でレース当日の朝のコースは下りがツルツルとなりコントロールするのが難しくなっていた。
赤土でどのタイヤでも滑るだろうと判断しタイヤはIRCのGーCLAWを使用した。

試走に時間を割いたためアップは短めだったが脚の調子の良さをしっかりと感じた。
前日の夜にほぐしてもらったおかげだと思った。

photo by 信州ふぉとふぉと館



レースは5周回。
朝の試走時のことを思い出しコースをしっかりイメージしながらスタートラインに並んだ。
そしてスタート。
クリートキャッチをミスし、若干出遅れたが4番手でスタートすることができた。気持ちも身体も落ち着いていた。

photo by 信州ふぉとふぉと館

前の選手が下りでミスをし転倒、パスして3番手に。
朝の試走中にフロントがスリップし、落車しかけたのを思い出して慎重になりすぎており、1、2番手に下りで離された。
1周が終わる頃に転倒した選手に追いつかれパスされる。必死に着いて行こうとするが徐々に離されていった。

photo by 信州ふぉとふぉと館

単独で4番手を走る。まだ前は見えているので落ち着いて追った。
下りでは慎重になり離され、上りでふんばる、そのような走り方をしていると残り2周のところで腰に痛みが出始め、上りで全くふんばれない状態になり5、6番手の選手にもパスされる。

photo by 信州ふぉとふぉと館

諦めるな、まだ追いつくと言い聞かせ走るも差が縮まらず6位でフィニッシュ。

photo by 信州ふぉとふぉと館
悔しい、すごく悔しい。
脚の調子が本当に良かっただけにめちゃくちゃ悔しい。
全ては自分の準備不足が原因。
いろいろ反省する点があり勉強にはなったが自分がダメすぎた。
もっと深く考えなければいけないと感じさせられることが多いレースとなった。

たくさんの応援、サポート本当にありがとうございました。
学校でも、がんばれよ!と応援してくれた方や、お疲れさま、おしかったな。と励ましてくれた先生方に感謝します。

ぼくはたくさんの方に支えられ、応援されレースができているということに改めて気づきました。
不甲斐ない結果で申し訳ないです。

今年の一番重要なレースである全日本が終わったのでこれからは大学受験に集中します。
Jシリーズにはまだ参戦はしますけどね!
残りのJシリーズもよろしくお願いします!!