(Written by TEAM RINGOROAD 岡野樹)
今年もいよいよ最終戦。富士見で行われたレースは最終戦にふさわしい晴天の中でのレースだった。白馬、勢和多気と後半に入るまではいい位置でレースをできていたが、結局脚を攣ってしまって足切りというパターンが続いていた。
今回は同じようにレースを展開しながら最後まで完走することを大前提とし、20番台を目標とした。レース当日まではしっかりと身体の準備をして臨むことができた。
白馬から日帰りレースが続いている。日帰りだと移動の疲れが出るんじゃないか。などと心配していたものの今までの2戦、そして今回もあまり感じなかった。今回だけ感じたのは腰の少しの張り。試走では少し痛んだがレースまで時間があり回復はできた。
photo by 伊東秀洋 |
レースは4.48kmのコースを6周回。富士見の下りは流れが掴みにくく試走でもスムーズにこなせないところがいくつかあった。時間がなかったのでイメージをふくらませつつ、タイヤの空気圧やサスペンションの調整を行った。タイヤは1.6barでいくと決まったがサスペンションがなかなかうまく調整できない。コースを走りながらの調整ではないので当然であると思うが、悩んだ末のベストな数値で行くことにした。
スタートは5列目。
photo by 伊東秀洋 |
一斉に飛び出し30番前後で走る。1周目は何事もなく終えたが2周目に入り登りでうまく力が入らない。いろいろ原因を考えながら走るが全く思い浮かばない。酸欠かな?と思ったので呼吸を意識するが上半身や心肺はまだまだ余裕があった。太い脚がまるで小枝であるかのように思えるくらい、力が入らないし動かない。
photo by 伊東秀洋 |
挙句にはこのしんどさは気のせいではないかと考え、軽くダッシュをしてみるがやはり気のせいではない。そんな考えが浮かぶほど自分はかなり気が動転していたし焦っていた。2週間前の勢和多気のときのような感覚や順位で走れていないからである。
photo by 伊東秀洋 |
なんとか2周目を終え、3周目へ。3周目はバイクを前に進めることだけに集中した。そうでなければ精神的なものでレースを降りてしまいそうだったから。正直3周目は全然記憶がない。そのまま80%カットで今シーズン最後のレースが終わった。
photo by 伊東秀洋 |
-3lapsの65位だった。
まだまだ経験が足りないと思った。「こういうときはこうすると自分の身体は動くようになる。」などそれをまだ経験できていない。今回はそれを経験するチャンスであったが終わってから気づいたことであり、レース中にそんな考えは浮かばなかった。考えを切り替えるという経験も足りていないのだと感じた。たくさんの方々に応援、サポートをしていただいたのに最後にこのような結果で申し訳ない気持ちです。
今シーズンたくさんの応援、サポート本当にありがとうございました。
今年は大学生になり、バイトも始めたので自分のお金で遠征を回るよう努力していましたが、足りないときは母に貸してもらったり、レースに出なかったりしました。レースにはたくさんのお金がかかる。それを痛感したシーズンでもあり、親や周りの方々、リンゴロードさんに心から感謝をしています。
本当にありがとうございます。
今後の予定はまだ未定です。シクロクロスにはあまり参加せず、来年のMTBシーズンに向けできる限り貯金したいと考えています。
このような結果でシーズンを終えてしまい申し訳ないです。冬にしっかりトレーニングを積んでがんばりますのでまた来年もよろしくお願いいたします!