2012年6月13日

Team RINGOROAD 岡野樹: 全日本MTB選手権 レースレポート

今シーズンよりTeam RINGOROAD所属ののぼこん1号ごと岡野樹選手ですが、当面こちらでレースレポートをアップすることとなりました。

さっそく全日本MTBのレポートが届きましたので、掲載いたします。



(Written by 岡野樹 (Team RINGOROAD) )

今回のレースでは同世代のライバルたちと横一列に並んでスタートを切れる、久々のレースだったので負けたくないという気持ちでいっぱいでした。

試走。前日試走ではコースの変わっているところと下りのラインをみることに集中しました。苦手なシングルの上りが長くなっていたので、これは辛いレースになるなと前日から覚悟してました。


photo by musumemiyuki





試走2周目の下りの最後で小さいドロップオフに気づかずそのままつっこみ、吹っ飛んで石ころの上をすべっていきました。そのとき自分になにが起こったのかまったくわからなかったです。落ち着いてから救護で処置を受けましたが少し深めのすり傷でした。石ころの上をすべっていったのに、DECOJAのジャージは全然破れていなく、ninerのバイクも全然キズがついておらず、少し変速がおかしくなっただけで強いジャージ、強い自転車だなと思いました。最後に下りのラインだけ確認して終了。

レース前。前日試走の痛みが足にも出ていたことと、ユースは2周というほぼスプリントレースだったので、長めにアップしてレースに臨みました。

photo by musumemiyuki

スタート。ライバルたちと横一列に並んでのスタートが久々だったので、ものすごく緊張していました。それと同時に負けたくないという気持ちがありました。スタート前に興奮しすぎてはだめなので深呼吸を繰り返してました。スタート15秒前に最後の深呼吸。

photo by musumemiyuki

号砲とともに飛び出しましたが上手くクリートがペダルにはまらず、焦りがでました。はまったと思って前を見るとライバルたちと少し差がありました。このミスを取り戻すために本気でダッシュしました。するとシングルの下りに入るときには2位で入れました。でも、苦手なシングルの上りの途中、手足の先が少ししびれていることに気づきました。そんなことは気にせずレースに集中しなきゃいけない。そう思い走りました。

photo by musumemiyuki

思い通りに体が動かず、重たい感じを感じながらの1周目を終え、最終周回へ。1周目は体が重たく辛かったですが、2周目はそれほど重たいというのを感じませんでした。でも苦手なシングルの上り…手足のしびれがひどくなってきました。特に手のしびれがひどく、変速が上手くできませんでした。でも3位の選手が前に見えていたのでふんばりました。そして最後のリフト下の上り。正直、ぼくはここの上りには少し自信がありました。ここで追いつかないともうあとがないと思いがんばりました。でも追いつけなく、そのまま4位でゴール。

photo by musumemiyuki

今回のレースの敗因はスタートのミスと下りの恐怖心だと思います。特に下りでの速度が前の3人の選手と比べて圧倒的に遅かったとの指摘を受けたので下りの練習をしないといけないと思いました。

今回のレースはミスが目立ったレースでした。次からはそんなことがないように落ち着いてスタートしたいと思います。でも終わってみれば楽しいレースでした!

応援、サポートをしてくださったみなさん、ありがとうございました。だめだめな結果でしたが、みなさんの応援があって楽しくレースを走れました。
次は木島平です。これからも応援よろしくお願いします!

photo by 信州ふぉとふぉと館